良い時間を楽しめるお蕎麦屋さん

お気に入りの蕎麦屋、天手古舞さんへ行ってきました。

蕎麦屋

刈谷では有名な老舗のお蕎麦屋さんで祖父母の代から私まで3代に渡って通い続けているお店です。

時間帯によっては蕎麦打ちの様子を実際に見ることができます。

蕎麦打ち部屋

子供の頃は、よく食べていた三色蕎麦と合わせて、この蕎麦打ちの様子が密かに楽しみでした

子供の頃は三色蕎麦がお気に入りでしたが、最近はもっぱら鴨蕎麦ばかり頼んでしまいます。

毎度鴨蕎麦ばかりなので、今日は鴨を我慢して何か違うものを…

お店に入ると中は土間になっており、囲炉裏風の席、小上がりの席、お座敷の席があります。

蕎麦屋囲炉裏席

どの席もお気に入りですが、今日は囲炉裏風の席へ。

小上がりの席もとても着物が似合いそうですよね。

蕎麦屋小上がり席

ぱっと来て、さっと食べて帰るも良し、

日本酒と天ぷらを楽しんだ後に美味しいお蕎麦に舌鼓を打つも良し、

どなたか私と一緒に蕎麦屋へ行きませんか!(

こういうお店が近所にあると危険ですよね!

結局、今回は悩んだ末に、温かい山かけ蕎麦にしました。

囲炉裏席でお蕎麦が運ばれてくるのを待ちます。

蕎麦屋囲炉裏席

この自在鉤の魚型の横木を見る度に、いつか自宅に囲炉裏が欲しいという欲を掻き立てられます。

囲炉裏は男の夢です。

いいなぁ…

いつかうちに囲炉裏を作ったら、ぜひお茶を飲みに来てください。

ちなみに、外国の方をこういった日本風の食事処へ案内する時にたまに質問されることがあるのですが、

この横木のように、自在鉤についている横木にはタイやコイなどの魚をモチーフとしているものが非常に多くあります。

なぜでしょう?

私も最初は「囲炉裏に魚」は見慣れていたせいかなぜ魚なのか、ということまでは知りませんでした。

調べてみると、タイは縁起の良い魚だからとか、魚は水に関係しているので火伏せの役割を持つとか、やはり人々の生活や願いに繋がる理由であることがわかりました。

火伏せのためにお城の屋根にシャチホコを乗せたり、「水」と書かれた瓦を使ったり、水の入った樽を乗せたりする文化と似ていますね。

火の上に水を持ってくることで、火事にならないようにという願いを込める、当時の生活が更に身近に感じられるようでした。

そうこうしているうちに、お蕎麦が運ばれてきました!

山かけ蕎麦

こちらが山かけの深山蕎麦。

鴨汁せいろ

そしてこちらが鴨汁せいろです。(あれ?)

太い麺にとろろと卵が絡んで美味しい!

生卵と山芋のコンボは個人的に大好物なのですが、外国の方からすると少しハードルの高い組み合わせですよね。

ご案内中に食べることはなかなかありませんが、やっぱり美味しいー!

鴨汁せいろも太い麺で食べごたえ抜群。

ネギと生姜、そして大根おろしを混ぜていただきます。

ちょっと味が濃いかな?と思ったら蕎麦湯で薄めても良いですね。

蕎麦湯

美味しく頂戴したあとは残った汁を蕎麦湯で割って余韻を楽しみます。

この急須と湯呑も可愛いのです。

どちらかというと脇役のような存在ですが、しっかりと締めてくれる、そんな役割を感じた急須でした。

こういった素朴さも楽しみながら、

器の勉強もしたいなぁ…とか

蕎麦打ちしてみたいなぁ…とか

鴨美味しかったなぁ…とか

今日も良い時間を過ごすことができました。

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