キャンプの思い出 〜浩庵編〜
あっという間に時が過ぎて、今日から新年度ですね。
新生活のスタートは、コロナウイルスの影響による不安や不景気に加え、花散らしの雨も加わって、文字通り暗雲が立ち込める状況となってしまいました。
毎日コロナウイルスのニュースばかりで滅入りますが、頑張ってこの危機を乗り越えていきたいですね。
ちなみに、ニュース等でも耳にする「花散らしの雨」という言葉ですが、古い言葉では「三月三日を花見とし、翌日若い男女が集会して飲食すること」という意味もあるそうです。
ちょっと恥ずかしい表現だったようですが、既に死語と化しており、現代では文字通りの意味でつかわれることも多いようです。
改めて、言葉は常に変化をする生き物なんだと気が付かされました。
さて、前回のブログに書いた通り、今回はキャンプの楽しい思い出について、ちょろっと書きたいと思います。
昨年12月、大学時代の友人たちと本栖湖へキャンプに行ってきました。
例のアニメに背中を押された人がたくさんいるようで、人気のサイトは場所を確保するのが大変らしいという噂があったので、受け付け時間よりちょっと前に到着するように出発。
同じようなことを考えた人たちが続々と到着する中、無事にチェックインすることができました。
朝からこのテンション。
サイトに入場して、良さげな場所を探します。
このキャンプ場は湖畔キャンプ場となっており、波打ち際の砂や砂利の上にズラッとテントが並んでいましたが、今回は水際から少し離れた木々の間にテントを張ることにしました。
秘密基地の設営完了!
基地設営と平行して火起こしもして、お昼ごはんの準備をします。
設営作業がもっと手慣れてくれば、火起こしについてもフェザースティックや麻紐なんかでやってみたいところですが、今回はちょっと手間取ったので横着して着火剤を。
お昼には簡単に作れるホットドッグにジョンソンヴィルのソーセージをはさんでいただきます。
粒マスタードを添えて。
色々と試行錯誤して、お財布と相談しながらギアを考えているところですが、私も友人もキャンプの度に何か新しいギアを黙って持ち込み、当日にお披露目ということをして楽しんでいます。
今回私がお披露目したのは流行りのラック。
板も急ごしらえだったのでまだ改良の余地ありですが、今回は使い勝手を試して見たいと思います。
持ち込んだ道具や調味料を並べて見ましたが、やっぱりもう一工夫欲しいところですね。
スナフキンみたいな旅人になることが目標でもあるのでギアが増えすぎて荷物が重くなってしまうのは避けたいところ。
シンプルかつおしゃれなキャンプを目指して頑張りたいと思います。
そして、今回のキャンプは去年に引き続きクリスマスキャンプというテーマであるので、なにかクリスマスっぽいものを、ということでケーキを作ることにしました。
事前に、どんなケーキを作ろうか、ブッシュ・ド・ノエルはどうか、モンブランはどうかと盛り上がった結果、ブッシュ・ド・ノエル風マロンロールケーキを作ることになりました。
こちらがそのケーキ(友人作)
めっちゃおしゃれやん…
私は指についたクリームを舐めた程度しか手伝っていませんが、これめっちゃおしゃれやん!
ケーキはほぼ友人が頑張って作ってくれたので、私の方はクリスマスらしくツリー(?)を作ることにしました。
後ろに見えてる緑色の変なやつがそれです。
ロマネスコ(カリブロ、カリッコリーとも呼ばれるそうです)にプチトマトで飾り付け。
ネタ枠としてはなかなか良い出来だと思います。
※この後美味しくいただきました。
焚き火に当たりながらゆったりと過ごせるまったりキャンプですが、1泊2日程度の時間は本当にあっという間に過ぎて行きます。
しばらくまったり休憩した後は夕食の準備に取り掛かります。
こちらも、今回は初めてダッチオーブンに挑戦することにしました。
ダッチオーブンにも様々な種類がありますが、これはステンレス製のダッチオーブン。
重すぎず、手入れも楽で、サイズも丁度良い物が実家にありました。
東京の実家にいた頃は毎週のように庭でBBQをしていたこともあり、実は割と色々な物があるようです。
自分自身で使うのは初めてですが、ローストチキンに挑戦!
ダッチオーブンを火にかける前に、外側にクリームクレンザーを塗っておくとススの掃除が楽、ということらしいので、準備をして料理に取り掛かります。
一口大に切った野菜を丸鶏に詰め、下味をつけて蓋をして、後はひたすら待つ。
火が通るまでじっくりじっくり待っていると、しばらくしてとっても良い匂いがし始めました。
そうして出来上がったローストチキンがこちら
これは絶対うまいやつ!
初めてにしてはなかなか上手くできなのではなかろうか?!
都会の喧騒から逃れて、大自然の中で火に当たりながら美味しい料理に舌鼓を打つ。
これぞ贅沢!
もちろん、美味しいお酒もしっかり持ってきました。
今回はワインと日本酒と梅酒!
写真を取る前に飲み干してしまいましたが、普段出番のないピューターのゴブレットを久々に出してきて楽しみました。
日も暮れて、ランタンの明かりと焚き火の暖かさに当たり、お腹も満たされてほろ酔い状態でいい気持ちになったところで時計を見るとまだまだ寝るには程遠い時間。
テント周りもライトアップしておしゃれキャンプを演出してみました。
普段電気の光の下でついつい夜ふかしをしてしまう生活とは時間の流れ方が違いますね。
腹ごなしに少し散歩をすると、暗闇に浮かび上がる立派な富士山が見えました。
生憎の空模様で星空を見ることはできませんでしたが、次は星空と富士山のショットが撮れるといいなぁ〜。
誘ってくれた友人に感謝し、早くも次のキャンプの計画を練りながら寝袋に潜り込みます。
ちなみに、今回も日中はアウトドア使用の着物姿でいましたが、流石に夜になると着物では耐えきれない寒さになりましたので、着物の下にパーカー、着物の上からはダウンコートを羽織りました。
寒さが厳しい冬キャンですが、冬ならではの楽しみ方で充実した時間を過ごすことができました。
コロナウイルスの影響が大きく自粛ムードの漂う世の中ですが、次のキャンプの計画を練りながら、この状況が収束した暁にはまた楽しい時間を過ごしたいと思います。
キャンプやBBQに興味がある方、是非一緒に行きましょう〜。